グローバル開発経営コンサルタンツ
JICA案件・海外支援活動レポート
パキスタン紀行 1 - ラホールから
パキスタン時間5月11日午後1時である。欧米文化とインダス文化が混じったマクドナルドで1人昼食をとっています。とにかく美人がやたらと多い。アレキサンダーのギリシャ人の血とインド人の血が貴種を育てたらしい。(写真は結婚式に招かれた時のものです。美人と思いますが。)

ベンガル帝国の遺産とイギリス統治時代の建物のコントラスが美しく、かつ喧騒とした町ラホーラ(Rahole)。ラホーラに来て1ヶ月以上になる。他の専門家は次々帰国した。私が広い部屋を独占使用している。毎朝C/P中小企業庁のGMが「名倉さんお困りのことはありませんか」と聞く。何故こんなに待遇が良いの。そうか人質か!JICA専門家は中小企業庁には私ひとりになった。JICA人がJICA本部とイスラマバードから昨月来て「ODAはパキスタンとアフガニスタンは増やします。何か良い案件はないですか」と聞いていたな。

来年度予算でマーケテイング、国際貿易、農業支援、電力支援、ジエンダー等の案が出ている。
私も案件を作って帰らないと怒られそうだ。

ただここは危ないところのようだ。JICAイスラマバードから安全担当者のメールが毎日来る「何人死んだ・・・」こちらから安全管理局に定刻7時に「名倉ですが安全でした。」と携帯で報告義務がある。最初そういうことになっているとは知らず連絡しなかったら、現地事務所は騒ぎになったらしい?

JICAのイスラマバードの連中がラホールにきて炎天下3時間観光でフラフラになったそうだ。40度は超えてくるからな。現在工場支援をしているが、私の部下(中小企業庁の職員3名は優秀である)と一緒にSIALKOT市(FIFA認定サッカーボールで有名な町)へ3時間かけて周2回往復する。KAIZEN指導である。部下3名は分担して3S、QC、生産性向上レイアウトに取り組んでいる。なにしろJICA研修生で日本通である。モデル企業は200名程度の繊維企業である。7社からここをモデルにとみんなで選んだ。理由は簡単だ、一番汚くて、問題ありそうでKAIZEN効果が顕著に出せそうというのが4名の一致したところだ。社長のリーダシップと見識はもちろん最優先した。

この選定は間違っていなかったのか、悪いところを良くするのと、少し良いところをさらに良くするのはどちらが早く効果が出るか疑問を持った。とにかく3Sだ。赤札作戦でよくなってきたが、何しろここ10年くらいの垢がたまっているから、出る、出る塵の山、それを引き取るバイヤーがいる。次のカラチではモデル企業の選定基準を考え直す必要がある。

憂鬱だったのはイスラムのルールである。しかしビールとウイスキーは公然と販売している。ビールの大瓶で250円ぐらいと少し高いが味は良い。

次のカラチが楽しみだ。カラチは国際犯罪都市(運転手情報)だそうだ。中小企業庁のカラチ担当が早く来いといってくる。インド洋に面した美しい国際都市カラチへ心は動く。ラホーラで後の仕事は大学でのセミナーである。ここの大学2つでやるが、レベルは高いそうだ。私が英語でやって部下がフォローすることになった。



写真の男性はNPO法人オイスカのラホール駐在日本人女性の息子さん(日本人になる)この女性も日本人になる。日本でオイスカ中野理事長交えて再会を約する。


パキスタン紀行 - パート1
2010年5月
寄稿者:GDMCメンバー 名倉氏


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